格安SIMで比較するポイント~前編~

2022-10-30

“格安SIMとは、格安料金でSIMカードを提供している携帯会社のことです。スマホにはSIMカードとよばれる小さなICチップが差し込まれており、このSIMカードには様々な情報が書き込まれています。その情報をもとに、音声通話機能やインターネット接続を行っていくのです。ここでは格安SIMで比較するポイントをまとめてみましょう。たくさんのある格安SIMの中でどれを選べばよいか迷った方はぜひ参考にしてみて下さいね。
【比較ポイント①月額料金で比較】
最も重要なポイントと言えば、月額料金でしょう。格安SIMを比較する前に、まずは自分の毎月のデータ通信量を把握した上で比較すると分かりやすいです。SNSやアプリゲームなどを頻繁に利用する方であれば、3~7GB程度の通信プランがおすすめです。SNSやゲームアプリなどをあまり使わないという人や、自宅のWi-Fi環境下でしかしない…と言う人であれば2GB未満で十分でしょう。また動画サイトやオンラインゲームを日常的に利用する方であれば、10GB以上のプランであれば、データ通信量に困ることもありません。
実際、大手携帯会社4社のサービスで、2GB未満しか使用していない人は49.5%になると言われているのです。しかし、実際にプラン契約を見てみると、20GB以上のプランを契約している人が40%以上もいるのです。つまり多くの利用者は、自分が使っているデータ通信量よりもはるかに多いプランを選択して、スマホ料金が高くなっています。
【比較ポイント➁通信速度で比較】
格安SIMを選ぶ際に、料金の次に気になるのが「通信速度」でしょう。通信速度が遅いと、使用中にもどかしさを感じてしまいます。通信速度を重視する方の中には「最大速度」を気にする人が多いです。しかし、実際は「最大速度」ではなく「実測値」で比較するのがポイント。
スマホのモバイルデータ通信では、その時々で出せる最大値でデータ通信を行う「ベストエフォート方式」を採用しています。つまりスマホでは、データ通信をする時間帯によって通信速度が変動します。たくさんの人が使う時間帯だとどうしても通信速度は遅くなってしまうのです。通信速度の「最大値」がよくても、それはあくまでも最大の値であってあまり意味はありません。それよりも実測値で比較した方が、実際に利用した時の通信速度が予想しやすいでしょう。
格安SIMの実測値については、ネット上の口コミや、実測値の投稿サイトなどを確認すればすぐに分かりますよ。格安SIMを選ぶ際には、事前にチェックしておくのがおすすめです。
ちなみに格安SIMの中では
・ワイモバイル
・UQモバイル
の2社が、他の格安SIMと比べて通信速度が安定して速いと言われています。
この2社は元々独立した通信回線を使って運用しているので、格安SIMで通信速度重視の方におすすめです。
【比較ポイント③キャンペーン・割引サービスで比較】
格安SIMでは、現金キャッシュバックのキャンペーンや、月額料金の割引サービスなど、各社で多彩なキャンペーンを実施しています。キャッシュバッグや月額料金の割引サービスは、料金に直結するのでぜひチェックしてみましょう。
ただキャンペーン対象は条件があるケースも多いです。例えば、自分が現在使っている携帯キャリアと同じ回線の格安SIMを選ぶとキャンペーン対象外になることがあります。例えばUQモバイルでは、現金キャッシュバック特典を打ち出していますが、auからの乗り換えでは特典適用されません。これは、UQモバイルはKDDI(au)が運営するサブブランドになるため、auとUQモバイル間で乗り換えをしてもキャンペーン対象にならないのです。